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SEO対策に常時SSL化(HTTPS化)は必要?|SEOの基本第22回
こんにちは、スミリオンの吉田です。
今回は、常時SSL化についてです。SSL とはSecure Sockets Layerの略で、インターネット上でデータを暗号化して送受信するプロトコル(ルール)です。
データを暗号化することで、第三者による攻撃(データの改ざんや盗聴など)を防ぎます。
SSL化されているかどうかは、Webブラウザーのアドレスバーの表示で確認できます。SSL化されていない場合は、google chromeでは以下のように「保護されていない通信」という表示がアドレスバーに出ます。また、その横のiのアイコンを押すと、下にポップアップが出てきて、赤字で「このサイトへの接続は保護されていません」と表示されます。
次にSSL化されたサイトの場合です。以下のようにWebブラウザのアドレスバーに鍵マークのアイコン、そしてhttpsとhttpにsが付いてます。このsとはSecureの略で、「安全な、保障された」という意味です。また、鍵マークのアイコンを押すと、緑で「この接続は保護されています」と表示されます。
以前は、ログインページやクレジットカード決済ページといった重要な情報を入力するページのみをSSL化するWebサイトが多くありました。
しかし、今ではWebサイト全体をSSL化するのが主流で、これを常時SSL化といいます。
Webサイトを常時SSL化することでSEOにどのような影響があるかですが、2014年8月にGoogle が、HTTPSをランキングシグナル(検索順位を決定する要素のひとつ)に使用すると公式に発表しました。
【HTTPS をランキング シグナルに使用します。】
https://webmaster-ja.googleblog.com/2014/08/https-as-ranking-signal.html
このなかでGoogle は「良質コンテンツであるといった、その他のシグナルほどウェイトは大きくありません。HTTPS は、優れたユーザー エクスペリエンスを生み出す多くの要素のうちの 1 つです。』と言っています。
ですから、検索結果の順位を決定する要素としては大きくはないようです。ただ、少しでもSEOにおいて優位性を保てるのあれば導入した方がいいのは間違いありません。
そしてSEO対策という観点もさることながら、常時SSL化はセキュリティの向上になり、ユーザーに安心して自社サイトを利用してもらうためにも導入することをオススメします。