MENU

実績・事例 CASE STUDY

省人化、見える化による管理業務の効率化が実現!~「スマートメーター連携システム」開発~

導入先情報

・導入先:電力会社
・導入時期:2015年
・開発期間:4ヶ月〜6ヶ月
・費用:〜500万円

機能要件・開発内容

・電力のスマートメーターから検針値を受信
・受信した検針値を基に請求書を発行
・利用者がスマホから、検針値をリアルタイムに確認できる機能
・年間の使用量、電力使用量の予測機能

取材ポイント

「スマートメーター連携システム」の開発事例に関して、代表の福田にインタビューを実施しました。開発を依頼した電力会社から「利用者の自宅に設置しているスマートメーターを活用したい」という依頼を受け、検針や利用料金算出の自動化、利用料金のシミュレーション機能などを実現しました。

開発の背景や注力したポイント、選ばれた理由などについて、詳しくご紹介します。

(インタビュアーは外部の方にお願いして、会話形式で実施しています)

Q 電力会社の「スマートメーター連携システム」を開発した背景、受注したきっかけを教えてください。

福田:

元々、導入先の企業の代表と私が繋がりがあり、その会社の情報システム担当者から相談を受けました。その時は、スマートメーターを活用してIT化を進めたい、という話でした。

Q これまでにスマートメーターを活用したシステムの開発実績はありましたか?

福田:

スマートメーター周りの開発実績はありませんでした。ただ、開発できるという確信はありました

Q IT化といっても内容は多岐にわたると思います。導入先の求めるIT化はどういったものだったのでしょうか?

福田:

そうですね。何を求めているのかについて、しっかり話し合いました。

最初は電力を供給している住宅・マンションの見える化を進めたいというざっくりとした内容だったので、何を実現したいのか会話を重ねました。その中で、現在の検針方法や導入済みのスマートメーターの活用における課題が見えてきました。

当時の検針作業はスタッフが現場まで検針値を図りに出向き、利用料金を算出、会社に戻り請求書を発行するといった流れで運用されていました。

集計されたデータも利用料金の算出以外に活用されていない、という状態でした。

そこで、IT化による検針作業の自動集計、集計データの分析と出力を開発要件として提案しました。

Q スマートメーター連携システムの機能について、具体的に教えてください。

福田:

スマートメーター連携システムの機能は、スマートメーターから検針データの受信、検診データを基にした電気料金の自動算出、検針データの集計といった機能を実装しています。

加えて、電力会社を利用するユーザーがリアルタイムで電力や電気料金の確認、電気料金を予測する機能も開発しました。

システムは、ウェブ版とアプリ版を開発したので、管理者である電力会社とユーザーそれぞれがパソコンやスマートフォンどちらの環境からでも必要なデータを確認できるようになっています。

Q 利用するユーザーにとってもメリットがあるシステムですね。一方で、多機能なシステムは開発費用が高額になるイメージもあります。

福田:

スミリオンは自社開発を行っているので、大手と比べると開発費用を抑えることができます

開発費用は総額500万円ほどだったと思います。

導入した機能やスペック、汎用性を持たせた設計にしたことを考えると、費用対効果は良いのではないでしょうか。

Q スマートメーター連携システム開発におけるポイントがあれば教えてください。

福田:

検針用のスマートメーターと一言にいっても、三菱系列・東芝系列など様々なメーカーが製造、販売しています。

スミリオンが開発したスマートメーター連携システムは、販売されている全てのスマートメーターに対応することが可能なため、どのスマートメーターを利用しても問題ありません。

さらに、請求書を発行する機能の他に、「決済代行会社との外部連携」「利用者に電力の見える化を提供」といった機能も実装しています。

先ほど少しご紹介した「電気料金を予測する機能」に関しては、利用者側と管理者側がそれぞれ、消費電力の長期的なシミュレーションを行うことが可能です。

Q 今回のスマートメーター連携システムの開発先としてスミリオンが選ばれた理由はどこにあるとお考えですか?

福田:

提案した機能やサービスに加え、費用の面でも大変ご満足いただいたと思います。

また、システムは安定してご利用いただいており、現在でも都度バージョンアップのご要望にも対応させていただき、いております。

Q これまでインタビューを重ねてきて、スミリオンはいつも導入先の要望をしっかり汲み取っている印象を受けます。

福田:

ありがとうございます。

導入先の考えているものを形にする提案力、それを実現するのは丁寧なヒアリングだと考えています。スミリオンでは、システム開発の最初に行う要件定義にしっかりと時間を掛けておりますし、これからも更に精度を上げてご満足いただけるシステムをご提供したいと考え変革しております

システム開発は、顧客の課題や理想、求める機能などをしっかり聞き出して、要件定義を固めることが何より重要です。

要件定義が開始してからは、開発期間中は毎週のようにMTGを行い、進捗の共有や方向性などについて話し合う場も設けています。

Q 導入先との対話を重ねているのですね。スマートメーター連携システムの導入によって、導入先の業務はどう変化しましたか?

福田:

現地まで検針に行く手間がなくなったことで、省人化に貢献できたと思います。また、データが可視化されたことで、請求サービスや電力の利用状況など、管理業務の効率化、IT化にも寄与できました

インタビュアー:

本日はありがとうございました。