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実績・事例 CASE STUDY

企業主導型保育園専用システム『famcloud』開発

導入先情報

・導入先:保育支援協会
・導入時期:2018年8月
・開発期間:8ヶ月
・費用:100万円〜500万円(1機能あたり)

機能要件・開発内容

・保護者や行政向けの手書き書類の作成、提出業務の効率化
・5つの保育園を運営する保育支援協会における、保育士や経営の課題を解決するシステム開発
・『famcloud』を「全国の企業主導型保育園に使ってもらう」「保育士さんや経営者の方に喜ばれるシステムを」と考え、全国展開を行っている

取材ポイント

『famcloud』の開発事例に関して、代表の福田にインタビューを実施しました。「保育園の現場の業務負担を軽くしたい」という依頼を受け、監査資料や資料作成のDX化を実現しました。

開発の背景や注力したポイント、選ばれた理由などについて、詳しくご紹介します。

(インタビュアーは外部の方にお願いして、会話形式で実施しています)

Q 開発した背景、受注したきっかけを教えてください。

福田:

紹介を受けて保育支援協会の代表と知り合い、はじめは「保育園の業務が大変だ」という話から始まり、「日常業務をIT化したらいいのでは」「連絡帳だったり、熱の時間を記録する記録書を電子化したら・・・」「監査の記録書も電子化して・・・」と話が広がっていきました。

そこで後日、改めて現場にも足を運び話を聞いてみると、

「保育士さんたちの日々の業務は、とにかく忙しい」

「手書きの書類が多く、かなりの時間が取られている」

「同じ内容を、3種類の紙に記載している」

といった課題が見えてきました。

アプリ開発を通じて、手書き業務の一部を廃止、複数の形式の帳票に対応することで、何度も紙に手書きで記入する必要もなくなります。現場の負担を軽く出来るため、DX化との相性も良いと思いました。

Q これまでに同様のシステム開発の経験はありましたか?

福田:

全く同じ開発はありませんが、「警備会社向けのシステム開発」や「介護保険認定調査」向けシステムの開発など、弊社の経験が活かせる経験は多数ありました

Q 開発当初に要件を満たす市販のシステムはありましたか?

福田:

似たような機能を備えたものはありました。ただし、企業主導型に特化したシステムはなかったと記憶しています。

それもあって、自社開発をするという話になりました。さらに開発当初から、他の保育園にも販売していくという構想があったので、市販化前提のシステム開発の必要性もありました。

Q 市販化するシステムと自社専用システム、どんな違いがあるのでしょうか。

福田:

一番大きく異なるのが、市販品はサポート体制を整える必要があるということです。あとは、システムが万が一にも停止しないようにするとか、様々なアップデートや個別の要件に対応できるように汎用性を持たせることも求められます。

この汎用性のお陰で、園ごとに異なる要望に答える個別のシステム開発、オリジナルの帳票への対応など、より便利に使っていただけるシステムが構築できます。

『famcloud』は、今も機能やUIのアップデートを繰り返しています。保育支援協会から導入先のアンケート結果を貰い、その回答を基に対応の優先度を付けて、年に数回、機能やUIのアップグレードを実施しています。

Q 開発において苦労したことや気をつけたポイントがあれば教えてください。

福田:

保育士さんが使うシステムですので、とにかくアイコンやイラストにこだわりました。見やすくて、使いたくなるようなデザイン、UI設計を心がけています。ここは、今でもアップデート時に注意しながら開発を進めています。

開発面では、専門的な話になりますがReactNative(リアクトネイティブ)と呼ばれるフレームワークを使い、開発費のコストダウンも図っています。

Q 保育士にとって使いやすいUIをどう定義したのでしょうか。

福田:

園に私や技術者が何度も足を運び、保育士さんから直接要望や困りごとを聞いたり、作業している風景を写真に撮ったり・・・

この要件定義の作業を、3ヶ月くらいじっくりと時間をかけて進めていきました。

保育士さんからは、「園児の記録が大変」とか「帳票が・・・とか」いろんな要望を聞きました。そのうえで、一度にすべてを実装しようとすると大変な費用と時間がかかるため、優先度を決めて開発を進めていきました。

Q 具体的にはどのような機能を実装されたのか教えてください。

福田:

現場の保育士さんへの影響が一番大きい監査対応、つまり監査書類の作成業務のシステム化から開発をスタートしました。

それ以外にも、初期導入した機能としては、→帳票機能、園児の記録、音声入力、お母さんのアプリへ登園・帰園を知らせる通知機能を実装しました。

続いて、保育士さんのシフト管理機能をアップデートで導入しました。その後も大小様々なアップデートを繰り返しています。

*『famcloud』について詳しく知りたい方は、「企業主導型保育園専用システム『famcloud』のビジネスモデルを構築」も併せてご覧になってみてください。

Q 今回、開発のパートナーとしてスミリオンが選ばれた理由はどこにあるとお考えですか?

福田:

まずは、社長が知り合いだったこと。少し前になりますが、過去に一緒に仕事をした経験もありました。そこで信用いただいていたことが大きかったと思います。

Q 『famcloud』開発成功のカギはどこだと考えますか?

福田:

いくつかありますが、まずはしっかり現場の声を吸い上げていくこと。そこから精度の高い要件定義が出来たことだと思います。

Q 『famcloud』の開発の反響はどうでしたか?

福田:

サービスがローンチしたのが2018年8月。当時、企業主導型保育園の必要書類にいち早く対応していたシステムは『famcloud』だけだったことも話題になりました。

保育支援協会の幅広いネットワークと営業活動、見本市「保育博」への出展なども行い、大変好評だと聞いています。2021年4月には200園を超える保育園が同システムを導入して、その後も増え続け、現在では400園を超えています。

私達としては、システムの安定稼働であったりアップグレードを通じて、裏方として『famcloud』を支えています

Q 今後『famcloud』はどのような進化をしていくのでしょうか。

福田:

新たな販売目標を立ててパートナー様とともに努力しています。

繰り返しになりますが、現在でも現場の保育士さんから寄せられる声をもとに、改善を重ねています。新たな機能も続々開発しており、より使いやすく、便利なシステムへと進化を重ねていきます。

インタビュアー:

本日はありがとうございました。